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さて、前のページで、いちおう名乗りはいたしましたが、
わたしがどんな人間か謎 のままでは、お話もしづらいですから、
( ここまでお読みになってて、そう思われませんでしたか? ‥‥ ソーユーオマエハダレナンダ? って )。
はじめまして! の皆さまへ向けて、
まずは自己紹介からさせてください。
わたしは、金子 欣久 ( かねこ よしひさ ) と申します。
ピアノ技術者として、40年ほど仕事をしています。
新潟県長岡市 ( 豪雪とコシヒカリと大花火が有名です ) の出身で、
工業大学を中退して、この道に入りました。
2つのピアノ工場で研修生をつとめ、
調律師となってからは、個人事務所・楽器会社で勤務し、
のちに円満退職、自宅で開業しました。
海外研修を受けながら、技術の勉強を続け、
店舗をかまえ、その後 法人化して、
現在は、小さな音楽ホール ( 右の写真ですが、
現在はコロナ禍で閉鎖中です ) 併設の店で、
ピアノの販売・修理・調律をしています。
さて、ピアノは高額商品ですし、
定期調律など アフターフォローも必要な品ですから、
誰だって、
「 あやしいところからは、絶対買いたくない!」ですよね。
( 大きな買物で初めてのときは、わたし自身そう思いますし、当たり前に用心します )。
それで、わたしのこれまでのキャリアについてお話しいたしましょう。
( この写真は、オーバーホールのため、ピアノの
フレームを持ち上げているところです。天井に、
約200sの重量がかかっています。 しっかり
構造計算してくれた工務店さん、ありがとう!)
技術力の証明としては、以下の資格をもっています。
● 一級ピアノ調律技能士 ( 厚生労働大臣認可 )
● スタインウェイ会正会員
● ベヒシュタイン会正会員 公式コンサートチューナー
● ドイツ ザウター社・プレイエル社・ザイラー社ほか、海外大手メーカーの
認定ピアノ技術者( すでに廃業・組織改編したメーカーを含みます )
● カワイ楽器 MPS( Master Piano Sales & Services / シゲル・カワイ取扱認定資格 )
● コルグ消音ユニット や グランフィール( タッチ調整システムです )など、
ピアノ周辺機器の取付認定技術者です。
得意分野は、
● 特殊なピアノの オーバーホール( 分解修理 )や
● 稀少な機種の 修復 ( 古いピアノを甦らせます ) で、
● それらの 鑑定 ( 真贋などを見分けます ) や
● 査定 ( 中古品の値付けをします ) もしています
具体的には、
(例 : オーバーホール / 修復 )
●【 ベーゼンドルファー インペリアル 】
「 ピアノの皇帝 」と呼ばれるスーパーサイズの楽器で
医大の音楽ホールに納品しました 。
●【 C・ベヒシュタイン フルコンサート E 】
19世紀製作のフルコンサートピアノで、
( 同じ機種が、倉敷 大原美術館に収蔵されています )
ピアニスト宅に納品しました。
販売面では、
経営している会社( 株式会社ヨーロッパ輸入ピアノ専門店バロック )は、
海外有名メーカー ( C・ベヒシュタイン社ほか ) の正規代理店をしています。
うーん‥‥、こうまとめると、
なんか、すごく頑張った ( で、資格などを集めた ) みたいですが、
ほんとは、ただピアノが好きで、
夢中になって、「 技術 」を追いかけていただけです。
また、のんき者 ( とよく言われます ) なので、
店も、昔 独立したてで、カバン一つで
お客さま方をまわっていた頃、
調律が終わった後に、
「 そろそろピアノを買い替えたいんだけど、
調律師さんなら、良いピアノを
( 当然 知ってますよねー? ) ‥‥」という、いわば、
引くに引けない「 なりゆき 」で‥‥。
はじめは、ご依頼を受けるつど、
東京や関西のショールームまでご案内していたのですが、
ご紹介や口コミでどんどん回数が増えていったので、往復が大変になりました。
ならいっそ、地元名古屋にも 技術者常駐 の店があったら、
便利 ( で、わたしも楽 ) かな?、と。
( でも、開業資金集めの新聞配達とかは、ぜんぜん楽じゃなかったです )。
‥‥だから、結局、思えば ずーっと( いつのまにか、40年!)、
同じことをしてるんですねえ。
( ラクになったかは、やっぱり、わかりませんけれども )。
ピアノ技術者として、何かお役に立てますか? と。
おかげ様で、ちいさな店ですが、数年前には
ドイツ老舗メーカーの日本販売高1位となりました。
次々ご購入いただくピアノのアフターケアに、
北海道から九州まで飛び廻っている毎日で‥‥、
いつもながら、皆さまからの厚いご支持、
本当にありがとうございます!!
その・ね・ず・み・は! ( ‥‥返して ) |
家族は、妻と母、息子が2人で、
うち1人は後継者としてドイツで修行中です。
趣味は、
PC、電気工作、ハム ( =アマチュア無線、レトロですね )、バイク( いちおう限定解除です )、車、ギター ( クラシック専門です )、釣り、焚火などです。
キジトラの いたずら猫を飼っています。
カギしっぽです。
【 バロックの取扱い商品 】
● ヨーロッパ輸入ピアノ
厳選素材を用いて、本場の伝統工法で丁寧に造られた
ハイクオリティな楽器です。
● 日本製ピアノ
こだわりの少数生産で、高品質な手造りの楽器です。
● 国産中古ピアノ
お買替えの下取りなどで来たピアノを調整しました。
大切に使われていた品が多いので、状態が良くて、お値打ちです。
● 鍵盤古楽器
チェンバロやハープシコードなどです。
なお、すべて、わたし自身が、技術者の目と耳と指で確かめて、
納得したものだけを置いています。
品質については、どうぞご安心ください。
【 技術サービス 】
● 輸入・国産 を問わず、
● 全メーカー/機種 について、
● 調律・整音・整調・修理・オーバーホール など
ピアノについての作業全般を承っております。
さて、調律師にとって、「 ピアノの販売 」という仕事は、
「 良い品を、正確にお届けして、終了 」
というものではありません。
といいますか、それは当たり前で、
かつ仕事の前半に過ぎません。
実際には、そこからが 調律師として本領発揮の、
重要で大切な後半が始まります。
さて、ピアノは、もともと、
「調律 ( 音を揃えます )」
「整音 ( 音色や発音のバランスを整えます )」
「整調 ( 弾きやすくします )」
などの作業によって、大きく変化する楽器です。
( とくに、伝統工法によって丁寧に手造りされた、本格的な楽器ほど、そうです )。
わたしは、これまでに、
数えきれないほどのピアノに接してきましたが、
そうしたピアノには、やはり一台ずつ、
まるで生きもののような「 個性 」があるなぁ
と感じます。
( それで、「 初見 」から「 再会 」まで
ずいぶん間があいたとしても、
外観がかなり変わっていたとしても、
「 あぁ、あの時の‥‥ 」と、懐かしかったりします )。
なお、そうしたピアノの場合は、
♪ 新品をお買い上げなら、
「 すべてを自分の好みに合わせて、じっくりと育ててゆく愉しみ 」が、
♪ 中古をお買い上げなら、
「 円熟した味わいが、今すぐ手に入る満足 」が、
演奏する喜びそのものに加えて、もれなく付いてきますから、
‥‥嬉しいですよ。
さて、それぞれの作業においては、
機種選びの前に、
お客さまのお好きな音色や響き、タッチについて、よくおうかがいしていますから、
わたしは、それらを実現していきます。
‥‥時間をかけ、周囲になじませながら、
まるで庭師のように、
世界に一台しかない、あなただけの夢のピアノ
を 造り上げてゆく。
そこまでが、わたしの仕事 には含まれています。
ですから、「 ご納品 」は、
セールス専門の方々には、
お客さまと喜びを共にできる、達成感に充ちたゴールだと思いますが、
販売もする調律師にとっては、
緊張する、ある意味、 新しいスタートです。
ピアノは、ご存知のように、
「 調律 」という定期メンテナンスが必要なので、
ひとたびご購入いただいたお客様からは、
長いお付き合いを頂くことになります。
なんと、最近は、
お嬢さまの 「 お嫁入りのお仕度 」や、
お孫さまの「 レッスン始め 」
のためのご相談も増えてきました!
いやー、時間は、いろいろなものを証明しますね。
若い頃に、「 本物だけを売りたい!」と思い、
「 三代百年 弾けるピアノ 」にこだわって始めたやり方は、
間違っていなかったと思います。
ご家庭に置かれた、三代にわたって愛され続けている、
落ち着いた雰囲気の 1台のピアノ。
そのどっしりした風格は、
年を追うごとに増していきます。
楽器としての味わいをますます深めつつ、
非常に優秀な実力をもって、そこに居る‥‥。
そんなピアノを囲んで、
お客さま方の笑顔は輝いていますから。
安定の象徴のような、揺るぎない、本物の一台。
良いものは、やっぱり良いです。
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