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調律師の店

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バロックのお薦めピアノPIANO .1





わたしが店を始めたのは、

 調律先のお客さま方からの

 「
調律師の耳 良いピアノを選んで♪」

 というご依頼がきっかけだった


というのは、前のページでお話ししましたね。


 そうなんです。

 そのまま、
「良いピアノ」「良いピアノ」と どんどん探していって‥‥、

今に至る というわけです。


「良い」ピアノとは




さて、ピアノの「 良さ 」とは何でしょうか?



誰も
が認める「 良さ 」もあれば、

ある方
の感性に とくに強く響く!‥‥

みたいな「 良さ 」もあります。


ここでは、一般的なお話をいたしますね。





海外には、本当にたくさんのピアノメーカーがあります

( かつては、日本でも、そうでした‥‥ )。


あるピアニストは、

楽器ピアノ( 演奏面ではなく )について、

 「 ヨーロッパの
、地方ごとのテイスト( 個性 )のちがいは、

  古くからの地酒のちがいに似ているよ」と言われました。


なるほど、もっと大きく、
国ごとに見ても、

ドイツ・フランス・イタリア生まれのピアノの一般的なイメージは、

重厚さ・華やかさ・明るさでしょう。


長い
歴史と風土に支えられた、地方色・お国柄というものでしょうか。

各地域それぞれに「
好まれる音 」がある、

という話だと思いますが、面白いですね。


さて、それほど多数のピアノが存在する中で、お話を進めていくわけですが‥‥。






● まず、音楽を含めた
芸術や趣味、アートの世界は、

本当に奥が深い
ものです。


ここでは、
3つのピアノ会社の名前を挙げていますが、

これらのメーカー以外のピアノは「 良くない 」

と思っているわけでは、
全然ありません



● また、
わたしは独立自営なので、

どこかから、「 ノルマ 」とか「 勤務評価 」がくるわけではありません。


「 どのメーカーのピアノをお客さまにお薦めするか 」についても、

「 指示 」とか「 強制 」はありません。



ですから、このHP内でお伝えする各楽器の評価については、

時点で、あるピアノ術者の視点から見た 」品定めですが、

それなりに中正なものとお考えいただいて結構です。



● そして、
わたしは技術者なので、品質重視は当然ですが、

販売者でもあるので、ピアノの「良さ」には、経済的な面での評価も含みます。



それらをお含みいただいた上で、話を続けさせていただきましょう。


良いピアノは高い?




それでは、まず、

ピアノとお金についてお話しいたします。



(だって、誰だって、
すごく気になるテーマですし、

そこのところを、売り手側がどう考えて、

どんな風に動いているか、お知りになりたくないですか?)。



さて、
ピアノ同価格帯の商品として、よく、自動車があげられます。


そして、ご存知のように、

車には、
寿命( 走行距離の限界 )というものがあって、

それはかなり早いです。

‥‥わたしはいつも、重たい工具・部品同伴の、超/長距離出張

( それは、フェリーや飛行機もつかいますけれども )

なので、しみじみ‥‥。


でも、たとえ、大切に乗って、

きちんとメンテナンスしていたとしても、

 「
毎日使って、何十年たっても、ずーっとカッコよくて、バリバリ現役!

という車は、ありますかね?

( それこそ、真のスーパーカー!

 もしあったら、すごく乗ってみたいです♪)


‥‥でも結局、
は、何年かごとにお買い替えが必要な、

消耗品
なんですね、大型ですが。


でも、
本格的なピアノは、

一度買ったら「
孫子の代 」まで使えますし、

( そのため )、そのお宅の
資産にもなります。


1日あたり」で考えたら、

良いピアノは、
とびきり コスパが高い商品といえます。


わたしのために




しかし、やっぱり、自動車並みのお値段です。


‥‥ただの、( わたしの ) 趣味のために、そんなに?


そうですね、高い出費です。

でも‥‥。


あなたの
趣味が「 音楽 」で、

その
楽器が「 ピアノ 」だったなら。



趣味は、
だれにも強制されない楽しみです。


‥‥人生に、それがあったら、いけないですか?


大切な、あなたの人生
です。一度きりの。



‥‥人生って、生きるって、なんでしょう‥‥?


いろんな答がある中で、

そのひとつは、「
時間 」だと思いますが、

あなたは‥‥、

それを、
どんなパートナーと過ごしたいですか?



楽器は、
あなたの音楽の伴侶です。


あなたの
人生をかけた相手として

( だって、時間は一方通行ですし、人間いっぺんに2か所にはいられませんからね )


ふさわしいピアノ
は‥‥、どんなでしょうか?


悩めるドビュッシー




それは、
逆の場合を考えると、

はっきりしてくるかもしれないです。


たとえば‥‥。


あなたが、
心から好きな曲


それを演奏して‥‥、


気もちがだんだん入っていって‥‥、


ついに最も高まるパートで、鍵盤を強く連打すると‥‥、



「バシャン! バッシャーン!!」
 


わるい意味で 大胆放埓、雑に鳴り響いた。



そしてそれは‥‥、

弾くたびに、いつでも、何度でも、繰り返される‥‥。



興覚めというか、残念というか‥‥。


耳のいい方なら、

いっそ、
何のために弾いているのか?? 

疑問が生まれたりします。



それは、もう、
弾き手の満足にはほど遠い状況ですが‥‥、


ともあれ、けっして、あなたのせいではありません!






( この問題については、別のページでも、少しふれました。
よろしければ、
別のページの 番もごらんください。


「 “
演奏家のめざすもの ”と “ 楽器の実力の限界 ” 」についてのお話です )。


Q&A


これは‥‥、

有名な音楽家たちをふくめ、

多くの方々が深く切実に悩まれてきた難問なのです。






本当に良いピアノ
なら。


● あなたが


「 澄んで、明るく軽やかな音 」を出したい
ときには


どんなに音を重ねても、
澄んだまま、美しく響き渡ります。


それは、思い切って
音量を出したときでも、同じです。


● そして、あなたが


「 濁って、暗く重い音 」を出したい
ときには

ダイナミックな迫力をもって鳴り響きます。


それは、絞った
小さな音ときでも、そうです。



リストショパンが作曲した時、

「 心に思いえがいていた音 」も、

きっとそんなだったでしょう。



C・ドビュッシーは、

ある日、あるメーカーのピアノを弾いた時、
あまりの感動で、

すべてのピアノ曲 は、◯◯◯ピアノのため だけに書かれるべきだ!!」
と。


 よっぽど

 「 期待をはずすピアノ 」に、

 コリて
いたんでしょうねぇ‥‥。



 たぶん、きっと、

 「‥‥どこに行ってもっ!

 「
‥‥ばっかり!!

 だったんですよ。


( ‥‥ああ、
なんかすごい イライラ が伝わってくる気がする‥‥。職業病かなー )。



( ちなみに、
◯◯◯はどこか というと、調べるとすぐわかります。

おもしろいので、ぜひトライしてみてください。

答はいちおう、この下に )。


あなたのこころの代弁者



さて、
あなたなら


どんなとき
に、ピアノをお弾きになりたいですか?


‥‥うれしい時、つらい時、なんだかさびしい時。

ふだんの
何げない日常で。 ふと、こころが揺れた時。




古今東西の作曲家たちが、そんな
日々の瞬間に合わせ、

たくさんの曲をつくっています。



それらは、弾いている間中、喜びにつけ、悲しみにつけ、


あなたのこころ
により添い‥‥、

時も空間もこえて、

流れのままに包みこんでくれるかのような‥‥。


いつもあなたと共に
あり、

ときに慰め、励ましてくれる、名曲の数々。



芸術には、時代も国境もありません。


そのため音楽は、ときに
言葉よりもリアルに、ストレートに

人の想いを伝えたりします。



そして、
あなたのピアノ が良いピアノなら


あなたと作曲者の期待に応えて

その意図する音
を、的確に奏でつづけます。


圧倒的な表現力で、あなたの想い
を、

どこまでも純粋なまま、届けてくれるでしょう。



 「 だれが ぼくに 言えるだろう  ぼくのいのちが どこまで 届くかを 」

                           R・M・リルケ



夢物語?




それでは、

反対の面からの、お金の話をしましょうか。


つまり、
楽器を製作する側ですね。



「 技術の追求 」「 夢の実現 」って、

それはもう、お金をかければかけるほど、
品質は良くなるに決まっています。



ただ、それを、
いかに『 現実 』に落とし込むか?


そこが、
メーカーの腕の見せ所でしょう。



そして、その
頑張りの成果を、

「 正しく、わかりやすく 、( 必要とするみなさんに届くよう )広く、伝えていく」。


それは、わたしたち
売り手側の仕事です。

(
「 広告・宣伝 」の本来の意味って、それですよね?)



良い品のことが広まれば、

よく売れて、良い品がますます増え、

さらに入手しやすくなっていく‥‥、

よい循環がうまれます。



販売店
は、長年、お客さまとメーカーの間に立っているので、

お客さま方のお気持ちが、わかり過ぎるくらい、よくわかります。


価格表示を見て、

「‥‥え? ちょっと‥‥。‥‥待って?」と目をこすった後、

「宝くじが当たるまで、待って!」みたいな話では困ります。


だって、お客さまは、

( どこかのホールではなく )
ご自分の部屋で、

( 10年後ではなく )


本当に
お弾きになりたいのですから。



つまり、
「 良いピアノ 」の条件の中には、

手に入れやすさ 」というのも、
当然、入ると思っているわけです。


なお、この点 

については、ピアノ探しの お手伝いの一環として、

ご購入のタイミングお支払方法について、ご一緒に考える 」

機会を設けました。

バロックがやりたいのは、


あなた
あなたの「 夢 」

のあいだに
橋を架ける

こと。


よろしければ、

ご案内をごらんください



ご相談会




世界3大ピアノ



さて、このHPには、

バロックの定番ピアノ」というページがあります。



それを先にご覧になられた方は、


「‥‥なんで、
新品は、

ベヒシュタイン
ホフマンという会社のばっか?」

と思われたかもしれません。



それはですね、
理由があるのです。




ピアノ業界には、
【 世界3大ピアノ 】と称される、トップメーカー3社があります。


どれも
19世紀創業の老舗で、アルファベット順に、

ベーゼンドルファー社、C・ベヒシュタイン社、スタインウェイ&サンズ社 をさします。




わたしは、
あなたにふさわしいのは、

世界一流の品だと思います。


たとえば、この3社のピアノのような。



最高のグレード
で、圧倒的に品質が良く

どんなシーンにおいても「 負け知らず 」。


一台ずつ、伝統と格式あるメーカーの作品らしい、
堂々たる風格があり、

いずれも甲乙つけ難い逸品です。



ただ‥‥、「
新品の購入 」にあたって、

実際に、どれを選ぼうかと考える時は‥‥。



これらには、
大きくちがう点があります。


それは「
入手のしやすさ 」で、

各社独自の、「
価格帯 」と「 商品構成 (= 機種のヴァリエーション )」

からくるものです。





なお、「
中古の購入」の場合は、

見るべきポイントが少し
増えます


保証やアフターケアの問題は、とても重要ですから。


( その点について、ここでお話しすると、

毎度のことながら、長くなり過ぎてしまいます。

よろしければ、
別ページの、 番をご覧ください。

中古ピアノとメンテナンス 」についてのお話です )。


                  Q&A





なお、バロックでは、

ベーゼンドルファー社スタインウェイ&サンズ社

のピアノについては、
中古をメインに取り扱っています。

( 新品は、ほぼ メーカー系列店の専売方式です )。



それで、この2社のピアノをお探しで、

中古 ランクA =「 新品並み」「展示品処分」など 】の情報が必要な方

は、ご連絡ください。


一報が出次第、すぐに
お知らせいたします

( 良い品ほど、早く売れてしまいますから )。



C・ベヒシュタインをお薦めする3つの理由


それでは、バロック
お薦めのピアノについて、

具体的にお話しいたしましょう。


わたしは、新品購入のご相談を受けたお客さまに、

よく、
C・ベヒシュタイン社製のピアノ

を推薦しています。



その理由は、以下のとおりです。





@ 
とにかく品質がいい からです。

同社のHPのアドレスを、

このページの終わりに貼っておきます。

そこで、くわしい
製品情報が見られます )。




A 
価格帯が広くて、機種のヴァリエーションが多い です。


ピアノ1台の予算で、ふつうに

マンションの一室か、地方なら戸建てが買える!?」


とかの価格設定は、個人の日常としては、ちょっと‥‥。


そんな機種しかなければ、おいそれとは手が出せません。


その点、あまりに極端ではなく、

( 必要なら、支払い方法の工夫などで )
充分手が届く範囲にある、

純正なヨーロピアンピアノ の存在は魅力です。





 C・ベヒシュタイン社について 


同社は
グループ企業で、

「 C・ベヒシュタイン 」のほかに、

ベヒシュタイン・ヨーロッパ 」という子会社

をもっていて、そこでもピアノを造っています。



その会社は、
チェコ共和国にあって、

そのブランド名は、「
W・ホフマン」です。



工場は、フラデツ・クラーロヴェー( ドイツ語では、ケーニヒグレーツ「 王の城 」)

という大学都市にあり、

ここでは、古くから
楽器製造業が盛んでした。



ヨーロッパの音楽文化
につつまれた街で、

ドヴォルジャーク、ヤナーチェク、スメタナらも

ここで生まれ、世界的な音楽家に育ちました。



そのような
歴史と伝統の雰囲気の中、

今日もベテランの職人たちが、一台ずつ、丁寧にピアノ造りをしているわけですが‥‥。


一方で、ヨーロッパを中心に

世界経済の大きな流れを見た時は、

EUの製造業は、中心部より周辺部のほうが

安価
にできる 」「 価格競争に強い 」

ということは明らかです。



それで、ホフマン・ピアノは、その
品質レベルにもかかわらず、

とても
コスパが高いのです


なんといっても、

国産ピアノ購入のご予算内で 本物のヨーロピアン・ピアノ

を手にしていただけますから。


高品質でリーズナブルなグランドピアノ」を探しておられる方は、

一度ご検討なさっても、けっしてご損はないと思います!





B 高性能なアップライトピアノ があります


ベヒシュタイン社は、昔から、

メーカーの総力を挙げて、

優秀なアップライトピアノの開発

力を注いできました。


国土が狭いわが国の住宅事情では、

アップライトピアノしか置けないことも多いですから、

どうしてもグランドピアノ並みのパワーやヴォリュームが欲しいときは、

助かります。



また、このメーカーには、そもそも、


グランドピアノ主力商品で、アップライトピアノ副次的

発想がありません


そのため、
生産体制がしっかりしていて、

ラインアップが充実し、

好きなサイズやデザインを選べる点も、ポイントが高いです。





おおよそ、以上の点から、


買って、間違いないピアノ 」として、


C・ベヒシュタイン
をおすすめしているわけです。



ただ‥‥、
もっと細かい、具体的な点については、

ご来店いただいた折に、

見本や模型を使ったり、他のピアノと比較しながら、

実地でご説明させてください。

(‥‥ すみません、
やっぱり文章だけでは、はやばやと限界が ‥‥ )。





〇 
おまけ


最後ですが、

メーカーによっては、


国際コンクールの舞台

ピアニストに選定されるようなピアノ 」は、


設計段階から別格
に扱われ、

特別のラインで製造されていたりするのですが、

そういうこともありません。




ただ、楽器のサイズを変えるだけで、

シンプルに、同じ材料、同じ工法
で造っています。



そういうところが、私は好きです。





〇 【
クイズの答


ドビュッシーの「 ◯◯◯ピアノ 」は、このC・ベヒシュタインです。



「 澄み切った、
水晶のネックレスのような‥‥、きらめく音の連なり 」

                            ( ある音楽家の評 )


ショパン、ドビュッシー、ラヴェル、サティなどの作品で、

つぎつぎと音を重ねていったとき

ベヒシュタインは、凄い ですからね。



そして、なにより、


音が消えてゆくとき
‥‥

その残響のきれいさ、余韻のしずけさ‥‥。


絶品
です。




輸入ピアノについて もっと知りたいあなたへ




さて、もし、あなたが、

「‥‥
やっぱり、良いピアノで 弾きたいな 」

と思われたら。



はじめ
の一歩は、

まず「
情報につながる 」ことです。


 ‥‥それは、情報を「
集める 」ことにくらべて、

つながる 」ことは、ちょっとだけ大変ですけれど。



  でも、ネットの時代です。

  現に今、こうして、あなたとお話ができていますし。

  よろしければ、
あなたのお声も聞かせてくださいね ♪



  それから、情報といえば、

  たとえば‥‥、


   ● クラシック以外の音楽( 例 : ジャズ etc. )や、

     ピアノ以外の音楽  ( 例 : 声楽・弦楽器 etc. )と、

    
「 各メーカーのピアノの個性 」の 相性 とか、



   ● そもそも、
楽器( 琴・三味線・尺八など )ではない

     ピアノが、
ヨーロッパから、日本に入ってきて、


       ( 「
琴 」と名づけられました。

        ちなみに、ヴァイオリンは「 提琴 」だそうです。‥‥合理的?)


     やがて、国内で、生産を始めたとき、

     
徹底した技術指導を依頼した先は、ドイツのどのメーカー? とか、


       ( ‥‥ベースは、やっぱり、
オリジナル寄りになりますよね? )



  
など、興味深い話題もいっぱいあります。

  いろいろ知っていくと、
面白い! ですよ。



そして、
は、

ご自分で弾いて」ごらんになること。


  ‥‥
なんといっても、楽器! ですから。








物事はなんでも、「 ちょこっと動く 」ことから始まります。

スタートは小さくたって、ぜんぜん平気です。



やがて
素敵な流れがはじまるでしょう



 ♪ 今まで 出会わなかった ピアノ


 ♪ よそではあまり 見かけない ピアノ


 ♪ 多くの人たちはまだ 知らない ピアノ



そんなピアノを弾いてみるのは、

ワクワクする、
とても楽しい体験です。


あなたがピアノをお好きなら、

無しで済ますなんて‥‥、すごく もったいない!




よろしければ、気軽にお声をかけてみてください。




( クリックすると、実際のピアノをご紹介しているページが出てきます )


定番ピアノ






( クリックすると、メーカーのHPをご覧いただけます )


C・ベヒシュタイン ドイツ本社






C・ベヒシュタイン 日本支社 【 ベヒシュタイン・ジャパン 】






C・ベヒシュタイン / W・ホフマン ( 日本語です )







あなたのピアノ・コンシェルジュ 

ヨーロピアン ピアノハウス バロック